仕事の優先順位がつけられないときは、「決められない理由」を3つに分ける

仕事の優先順位がつけられないときは、「決められない理由」を3つに分ける

仕事の優先順位がつけられない状態とは、やることが多すぎる状態ではなく、並べるために必要な情報——期限・終わりの条件・決定権——のどれかが欠けたまま、何が欠けているかも分からなくなっている状態である。 件数ではなく、欠けている情報の種類が問題になる。 この記事では、抱えている件に3種類の記号を振って、記号ごとに違う処理をする手順を書く。必要なのは紙1枚とペン、所要時間は初回25分である。評価や人事の話、他人に仕事を割り振る話は扱わない。 10時から順位をつけ始めて、11時に1件も着手していない...
先延ばしの直し方。手を動かす最初の1歩を5分の形に切る

先延ばしの直し方。手を動かす最初の1歩を5分の形に切る

先延ばしとは、やる気が足りない状態ではなく、その件の「最初にやる動作」が、いま座ったまま5分で終わる形になっていない状態である。 直す対象は気持ちではなく、1歩目の大きさになる。 この記事では、先延ばししている件を1つだけ選び、その1歩目を5分の動作まで割って書き出す手順を書く。紙1枚とペンがあればできて、1件あたり10分で終わる。性格や特性の話、集中力を上げる方法は扱わない。 3週間、同じ1件が付せんに残っている...
人と比べて疲れるときは、比べた相手ではなく「比べた項目」を数える

人と比べて疲れるときは、比べた相手ではなく「比べた項目」を数える

人と比べて疲れる状態の整理とは、誰と比べたかを問い直すのではなく、「何について比べたか」を項目として数え、上位の2つだけを自分の条件の文に書き直す作業である。 比較をやめる練習ではなく、比較の対象を具体的な言葉にして数を減らす作業にあたる。この記事では、1週間のメモ→項目ごとの集計→上位2項目の条件化という順で進める手順を書く。所要は1日あたり10秒のメモと、7日後の30分だけで、紙とペンがあれば実行できる。 「見たあとに、何に疲れたのか説明できない」という場面...
習慣を既存の習慣にくっつける方法。アンカーの選び方と4つの失敗例

習慣を既存の習慣にくっつける方法。アンカーの選び方と4つの失敗例

習慣の連結とは、新しく始めたい行動を、すでに毎日やっている行動の直後に置くことである。 くっつける先になる既存の行動をアンカー(トリガー)と呼ぶ。「歯を磨いたら、ストレッチを1分」のように、1文で書ける形にする。 この記事で扱うのは、そのアンカーを何にするかを決める手順である。所要は初回20分と、7日間の1日1分。新しい習慣の中身は何でもよい。くっつける先の選び方だけを扱う。 「歯磨きのあとに」と決めたのに、3日目にはもうやっていない...
転職で何がしたいか分からないとき、「避けたい条件」から書き出す手順

転職で何がしたいか分からないとき、「避けたい条件」から書き出す手順

「避けたい条件」とは、次の職場で起きてほしくないことを、求人票に書かれる粒度の言葉で書き直したもののことである。 「人間関係が嫌だ」は感想であり、条件ではない。「席の配置が毎月変わる」「定例会議が週5本ある」まで下げると、求人票や面談で確認できる形になる。 この記事で扱うのは、やりたいことを先に決めずに、避けたい条件を20個書き出して3つまで絞る手順である。紙1枚と求人票3件、合計50分。転職するかどうかの結論は出さない。条件の形で言葉にして、見比べられるところまでを扱う。 求人票を50件見たのに、1件も保存できていない...
優先順位マトリクスの使い方。週に1回だけ書き換える運用にする

優先順位マトリクスの使い方。週に1回だけ書き換える運用にする

優先順位マトリクスとは、やることを「緊急かどうか」と「重要かどうか」の2軸で4つの区画に分け、どれを先に手をつけるかを図の上で決めるための道具である。 順位を1位から並べる代わりに、置き場所で決める形を取る。 この記事で扱うのは、4象限を一度書いてから、週1回だけ書き換える運用にするまでの手順である。紙1枚と20分で足りる。タスク管理アプリの設定の話ではない。 書いた4象限を、翌週には一度も見ていない ある日曜の夜、やることが多すぎて眠れない。ネットで見かけた4象限の図を紙に書いてみる。縦に重要度、横に緊急度。...